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クレジットカードの現金化は、実際のところ可能ではあります。
ですがかなりリスクの高い行為であり、クレジットカード会社にバレてしまうと凍結などのペナルティを受けることもあるのです。
本記事では、クレジットカードの現金化を疑われた際の原因や対処法などを解説していきます。
- クレジットカード会社からの連絡は必ず対応
- バレた際は、一括で残高請求される
- 現金化がバレたら、利用停止や強制退会させられる
- 1度の買い物で大量購入や、支払い遅延などをするとバレやすい
クレジットカード現金化が疑われた時はどうなる?
クレジットカードの現金化が疑われた場合、主に以下のような対応をされる場合があります。
- クレジットカード会社から連絡がくる
- 残りの支払いを一括請求される
- クレジットカードが利用停止になる
- 強制退会となり、同じ会社でクレジットカードを作成できなくなる
それぞれチェックしていきましょう。
クレジットカード会社から連絡がくる
何らかの不正感知システムなどが作動して、まずは一時的にクレジットカードの利用が停止されます。
その後クレジットカード会社から本人に連絡がいき、現在の利用状況などを確認されます。
いきなりクレジットカードの現金化を問い詰めるようなことはいわれませんので、安心してください。
質問がいくつかされるのですが、具体的な内容は以下の通り。
- 直近でクレジットカードを紛失・盗難被害に遭っているかどうか
- クレジットカードを使って利用者本人が商品を購入したどうか
- 購入商品の詳細や目的など
対応中に万が一クレジットカードの現金化がバレてしまうと、冒頭でも紹介した通り強制退会など何かしらのペナルティが課せられるので注意してください。
残りの支払いを一括請求される
先ほど挙げたペナルティの1つに、残りの支払いを一括請求されることが挙げられます。
基本的には短期間の内に支払う必要がありますが、この辺の制約は利用しているクレジットカード会社によって異なります。
クレジットカードの残高を現金化する行為は、多くの場合急にまとまったお金が必要になった時がほとんどです。
- 怪我や病気などの医療費
- 持ち家や車などの修繕費用
- 冠婚葬祭
- 税金関連
- 更新料
- 単身赴任などの引っ越しなど
決して違法な行為ではありませんが、明確な定義がないのでグレーな行為ということは覚えておきましょう。
なぜなら現金化という言葉で表現はしているものの、クレジットカードを使ってただ買い物をしただけという体裁が確立しているからです。
手持ちにお金がない場合に使用するので、バレた際の一括請求はかなりの痛手になるでしょう。
クレジットカードが利用停止になる
ペナルティの中には、クレジットカードが利用停止になることもあります。
返済力が低い人に対してクレジットカード会社側は、クレジットカードを利用して欲しくないと考えるのは当然です。
なぜなら、カードローンに加えて現金化の一括請求で返済額が増えて返済してもらえなくなるからです。
クレジットカードの現金化を行う=返済力が乏しいことをクレジットカード会社側が問題視している可能性が考えられます。
特定のクレジットカード会社だけでなく、複数の会社で利用規約に現金化を禁止している場合があります。
クレジットカードの現金化を行うと規約違反となるので、クレジットカードが利用停止になるのです。
強制退会となり、同じ会社でクレジットカードを作成できなくなる
クレジットカードの現金化がバレると、強制退会させられます。
カードを紛失したり盗難被害に遭った場合は、新しいクレジットカードを再発行してくれます。
ですがクレジットカードの現金化を行った場合は、新しいクレジットカードを再発行してくれません。
それどころか、同じクレジットカード会社でカードを作成できなくなります。
この辺も利用停止と同じで、複数のクレジットカード会社の利用規約違反となるため強制退会及び同クレジットカードの再発行が不可能になるのです。
別のクレジットカード会社に乗り換えればいいと考えてしまいますが、クレジットカードの現金化はブラックリストに登録される確率も高いです。
そのため他のクレジットカード会社でも、カードの発行どころか審査落ちする可能性も考えられます。
現時点で使用した金額の一括請求に加えて、強制退会。
さまざまな支払いをクレジットカードで行う方には、かなりの痛手になるのは避けられません。
クレジットカード現金化を疑われた時の対処法
クレジットカードの現金化が疑われた場合、いくつか対処法が挙げられます。
- カード会社からの連絡は無視しない
- クレジットカード現金化を行ったことを認めない
- 購入した商品について説明できるようにしておく
- 疑われた後はクレジットカード現金化を控える
身に覚えがない方や、万が一の時に備えてそれぞれチェックしておきましょう。
カード会社からの連絡は無視しない
クレジットカードの現金化が疑われた場合、必ずクレジットカード会社から連絡がきます。
前提としてクレジットカード会社からの連絡は、無視しないでください。
よくあるのが、利用者アンケートなどの調査目的だろうと思って連絡を無視することが挙げられます。
実際は現金化などの重要な連絡の可能性も十分に考えられるので、必ず対応してください。
クレジットカード会社からの連絡を無視すると、現金化の有無に限らず余計に警戒されてしまいます。
先ほども紹介した通り、クレジットカード会社からの連絡はただの確認です。
いきなりクレジットカードの現金化を指摘されることはなく、いくつか質問を受けるだけです。
必ず連絡に対して対応しましょう。
クレジットカード現金化を行ったことを認めない
クレジットカード会社から現金化したかどうかを問われても、絶対に認めてはいけません。
認めてしまったら利用停止や強制退会などのペナルティを受けることになるので、十分に注意してください。
クレジットカード会社側は、電話での音声を録音しています。
自白すれば証拠を提供したことになるので、クレジットカードの現金化を行ったことは認めないようにしましょう。
購入した商品について説明できるようにしておく
万が一購入した商品について問いかけがあった場合は、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
上手く答えられなかった場合は、相手に不信感を与えてクレジットカードの現金化を疑われることとなります。
購入した商品について何かいわれてもいいように、手元にはレシートなどを用意しておくことをおすすめします。
保管場所は問いませんが、財布やレシートを保管するためのフォルダに入れてすぐに取り出せるようにしておくのも良いでしょう。
しっかりと説明ができれば、クレジットカード会社側からの疑いも晴れます。
疑われた後はクレジットカード現金化を控える
万が一クレジットカードの現金化を疑われてしまった場合は、疑われたクレジットカードからの現金化を控えるようにしてください。
クレジットカード会社から現金化を疑われている時点で、利用者は要注意人物としてマークされています。
商品券や家電など、換金率の高い商品を購入すると現金化が疑われやすいです。
電話がかかってくる確率も高くなるので、クレジットカード会社から現金化を疑われたら十分に注意してください。
クレジットカードの現金化は、原則利用者が認めなければ問題ありません。 ですが油断していると言動などで疑いが深まってしまうので、上記で紹介したような対策を用意しておく必要があるのです。
クレジットカード現金化がバレる原因
クレジットカードの現金化がバレる原因としては、いくつか挙げられます。
- 換金性の高い商品を大量に購入
- 換金性の高い商品を定期的に購入
- 限度額ギリギリまで購入
- キャッシング枠の残高がない
- 支払いの遅延が多い
クレジットカード会社からの連絡で現金化がバレそうになった場合は、上記に該当する原因に引っかかっている可能性が考えられます。
それぞれチェックして、疑われる前に防げるようなら控えるようにしましょう。
換金性の高い商品を大量に購入
クレジットカード現金化がバレる原因の1つに、換金性の高い商品を大量に購入するのが挙げられます。
換金性の高い主な商品は、以下の通り。
- 商品券などの金券
- 家電
- ゲーム
- ブランド類など
特に金券が1番換金性が高く、JCBのギフトカードは90~95%の換金率を誇ります。
質屋などで購入することが可能ではありますが、現金化としての金額が少ないのでリスクも当然あります。
ですが最も換金性が高いので、十分な注意が必要だといえるでしょう。
家電やゲームなども換金性が高く、販売直後の商品は買取金額も高まるので現金化する方には需要があります。
商品券などの金券に比べると換金性の高さはそこまでではありませんが、ショッピング枠での換金は疑われやすい原因でもあるので注意が必要です。
換金性の高い商品を定期的に購入
先ほど紹介した金券や家電など、換金性の高い商品を定期的に購入するのも疑われやすい原因として挙げられます。
クレジットカード会社側も金券などは換金性が高いことを把握しているので、短期間で何度も購入していると現金化を疑われてしまうのです。
ゲーム機などの大型コンテンツの購入を短期間で行うと、クレジットカード会社のシステム検知に引っかかりやすいです。
金券の大量購入も現金化を疑われて連絡がいきやすくなるので、十分に注意してください。
限度額ギリギリまで購入
クレジットカードには限度額があるので、毎回限度額ギリギリまで購入していると現金化を疑われてしまうのです。
毎回限度額ギリギリまで購入している理由を知りたいので、クレジットカード会社から連絡がきます。
毎月ショッピングやキャッシング枠で上限まで購入するのは、極力控えることをおすすめします。
もちろん利用者の条件などに伴い、利用頻度や利用方法によっても対応が変わってきます。
必ずしもクレジットカードの現金化を疑われるわけではありませんが、可能性の1つとして覚えておいて損はありません。
キャッシング枠の残高がない
キャッシング枠の残高がないため、現金化を疑われることもあります。
先ほど紹介した限度額上限まで商品を購入するのを控えるのと、ほぼ同じです。
疑われることをしなければ良いので、意識して毎月のキャッシング枠の残高をある程度残しておくのも大切です。
全体の3分の1程度を毎月残しておくことで、現金化を疑われるリスクが極端に減ります。
毎月限度額ギリギリまで使って残高がない状態が多い方は、現金化を疑われる確率が高くなります。
上限金額と毎月の利用金額を常に把握しながら、買い物などをするのが大切です。
支払いの遅延が多い
クレジットカード利用者に多いのが、請求期日に対して支払い遅延が発生するというもの。
毎月のクレジットカードの請求金額が高いことから、リボ払いにしている方は多い傾向にあります。
ですがクレジットカードの支払いをリボ払いにしてしまうと、毎月の返済に加えて場合によっては現金化がバレるリスクも上がります。
現金化した際は一括払いにすることで、現金化したことがバレにくいです。
ただし一括払いは必ず期日までに返済する必要があるので、遅延が発生すると後日クレジットカード会社から当然連絡がきます。
日頃から計画的に利用し、必ず期日まで返済することで現金化の疑いはそもそも向けられません。
クレジットカード現金化が疑われたら まとめ
- クレジットカード会社からの連絡は必ず対応する必要がある
- 事実がバレた際は、一括で残高請求される
- 現金化がバレたら、利用停止や強制退会させられる
- 1度の買い物で大量購入や、支払い遅延などをするとバレやすい
クレジットカード現金化を疑われた場合の対処法や、原因を解説してきました。
基本的にクレジットカードの現金化は、認めなければペナルティを受けることはありません。
ですが本記事でも度々紹介してきた通り、質問に対して上手く答えられなかったり矛盾が生じた場合はその限りではありません。
本記事で紹介した原因を把握し、該当するものがあれば控えたりするなどして対策をすることをおすすめします。
ペナルティを受けると同じクレジットカード会社が利用できなくなる上に、他のクレジットカード会社も利用が難しくなる可能性が考えられます。
現金化はそれなりのリスクがあるので、十分に注意してください。
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