贈り物として人気がある商品券ですが、クレジットカードで購入できないものも多くあります。
そこで本記事では、クレジットカードで商品券を購入する方法と実際に購入できる商品券の紹介、さらに商品券を現金化する方法まで解説します。
クレジットカードで商品券を購入したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 商品券は、クレジットカードで買えるものと変えないものがある
- 商品券の現金化には3つの方法があり、それぞれに利点やリスクが存在する
- 商品券をクレジットカードで購入する際は公式サイトで購入し、買取は専門サイトに依頼するのが安全
クレジットカードで商品券を購入する方法
クレジットカードで商品券を購入できる場所は下記3つです。
- 銀行系、百貨店などの実店舗
- 各種カード会社
- オンラインショップ
購入方法によって届くまでの時間などに違いがあるので、それぞれご紹介します。
銀行系や百貨店などの実店舗で販売されている商品券を購入する
一部の銀行や百貨店などで商品券を購入できます。
実店舗なので、商品券を即日手に入れられるのがメリットですが、クレジット決済に対応していないこともあるので、注意してください。
たとえば大丸東京店では、下記のようにクレジット決済が限定されています。
大丸・松坂屋のクレジットカード | 他社のクレジットカード | |
---|---|---|
ビール共通券 | ◯ | ✕ |
おこめ券 | ◯ | ✕ |
アイスクリーム券 | ◯ | ✕ |
店舗によって購入できる商品券が違うので、事前に確認しておきましょう。
カード会社が公式で販売している商品券を購入する
カード会社が発行しているギフトカードを公式サイトから購入することもできます。
JCBギフトカードなどのカード会社が発行するギフトカードは、使えるお店が多く汎用性が高いことがメリットとして挙げられます。また、ゴルフコンペの景品などの贈答用に、希望枚数をまとめて購入することも可能です。
カード会社によっては電話で購入もできますが、手数料が高かったり受付時間が決まっていたりするので、インターネット購入のほうがおすすめです。発送が2〜3営業日後になることもあるので、余裕をもって注文しましょう。
インターネット購入でも、送料が発生する場合があります。事前に確認しておきましょう。
オンラインショップ(Webサイト)で商品券を購入する
オンラインショップでも商品券を購入できます。金券ショップが運営しているWebサイトが多く、さまざまな種類の商品券を購入できるのが特徴です。
ただし、届くのに数日かかるのと、値段が高かったり送料が必要だったりします。クレジットカード決済ができなかったり、使えるカードが限定されているサイトもあるので、支払い方法は確認しておきましょう。
クレジットカードで購入できる商品券
ここからは、クレジットカードで購入できる商品券を具体的に7つご紹介します。
金額種類 | 購入方法 | |
---|---|---|
JCBギフトカード | 1,000円、5,000円 | 公式サイト電話全国の販売店 |
三井住友VJAギフトカード | 1,000円、5,000円 | 公式サイト全国の販売店 |
UCギフトカード | 500円、1,000円、5,000円 | 公式サイト電話FAX全国の販売店 |
QUOカード | 300円、500円、700円、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円 | 公式サイトFAX全国の加盟店Loppi |
Amazonギフト券 | 15円〜200,000円 | Amazon、コンビニなど |
ビール券 | 560円、915円、2,470円、2,880円 | 全国酒販協同組合連合会の加盟店舗 |
ジェフグルメカード | 500円 | 公式サイト全国の販売店 |
三菱東京UFJニコスギフトカード | ※2024年3月をもって販売終了(引き続き使用は可能) |
インターネットだけでなく百貨店やコンビニなど、さまざまな場所で購入可能です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブランドによっては使えない場合もあります。VISA、JCBの2種類を持っていると安心です。
JCBギフトカード
JCBギフトカードは株式会社ジェーシービーが発行する商品券で、全国の百貨店、スーパーなど100万店舗以上で利用できます。
金額種類 | 1,000円、5,000円 |
---|---|
購入方法 | インターネット 電話、全国の販売店 |
支払い方法 | JCBカード、現金 |
クレジットカード決済は、JCBカードのみ使えます。
株式会社ジェーシービーが発行する商品券は『JCBギフトカード』以外にも『JCB-QUOカード』『JCBプレモカード』があり、それぞれの特徴は下記です。
JCB-QUOカード | |
---|---|
概要 | コンビニや書店など QUOカードのステッカーが あるお店で利用可能 |
金額種類 | 500円、1,000円、3,000円 |
購入方法 | インターネット、電話 |
支払い方法 | インターネット:JCBカードのみ 電話:JCBカードまたは銀行振込 |
JCBプレモカード | |
---|---|
概要 | 全国70万店以上で利用でき、チャージして繰り返し使える。 『JCBプレモデジタル』なら Amazonなどオンラインショップでも利用可能。 |
金額種類 | 800円、1,300円、3,300円、5,000円 10,000円、20,000円 |
購入方法 | インターネット、電話、全国の販売店 |
支払い方法 | JCBカード、現金 |
チャージ | JCBカード、ローソンの店頭 セブン銀行ATM、ペイジー |
通常のギフト券はオンラインショップで使えないので、オンラインショップでギフト券を使いたい人には『JCBプレモデジタル』がおすすめです。
三井住友VJAギフトカード
三井住友VJAギフトカードは、三井住友カード株式会社が発行する商品券で、全国50万店以上で利用可能です。
金額種類 | 1,000円、5,000円 |
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購入方法 | インターネット、全国の販売店 |
支払い方法 | VJAグループ発行のVisaカード、Mastercard銀行振り込み |
購入に使えるクレジットカードは、三井住友VisaカードなどのVJAグループのカードになります。三井住友VJAギフトカードは、コンビニやオンラインショップで利用できないので、人によっては使いにくいと感じるかもしれません。
そのようなときは、Visaギフトカードがおすすめです。Visaギフトカードなら世界中のVisa加盟店で使えるのでコンビニでも利用できますし、オンラインショップでも利用できます。
使い方によって、『三井住友VJAギフトカード』と『Visaギフトカード』を使い分けることがおすすめです。
UCギフトカード
UCギフトカードは、百貨店やスーパーなど全国のUCギフトカード取扱店で利用できる商品券です。
金額種類 | 500円、1,000円、5,000円 |
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購入方法 | インターネット、電話 FAX、全国の販売店 |
支払い方法 | UCカード、現金 |
購入に使えるクレジットカードはUCカードのみです。一部の販売店ではUCカード払いもできなかったり、利用できないUCカードもあるので注意しましょう。
QUOカード
QUOカードは株式会社クオカードが発行する商品券で、約6万店で利用できます。
金額種類 | 300円、500円、700円、1,000円 2,000円、3,000円、5,000円、10,000円 |
---|---|
購入方法 | インターネット、FAX、全国の加盟店Loppi |
支払い方法 | クレジットカード、現金 |
インターネット注文で、下記の条件でのみクレジットカード決済が可能です。
クレジットカード決済可能な条件 | |
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利用可能商品 | ハッピーメイドカード レディメイドカード 有料カードケース |
利用可能カードブランド | VISA・MasterCard・JCBAmericanExpress・Diners Club |
支払回数 | 1回 |
利用制限 | 毎月1回かつ50万円(税込)まで |
スタンダードカードはインターネット注文でもクレジットカード決済ができないので、注意しましょう。
JCBが発行しているJCB-QUOカードならJCBカードで支払いできるのもGood。種類が多く、コンビニでも使えるのが特徴の商品券です。
Amazonギフト券
Amazonギフト券はAmazonで利用できる商品券です。
金額種類 | 15円〜200,000円 |
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購入方法 | Amazonのサイト、コンビニなど |
支払い方法 | クレジットカード、現金 |
Amazonギフト券をクレジットカードで購入できるのは、Amazonのサイトのみです。
コンビニやTSUTAYAなどの店頭で販売されているAmazonギフト券は、現金でしか購入できないので注意しましょう。
Amazonでしか利用できませんが、今では多くの人がAmazonを利用しているので使い勝手の良い商品券です。
ビール券
ビール券は、全国酒販協同組合連合会が発行している、券面表記のお酒と引き換えできる商品券です。
金額種類 | 560円(ビール350ml缶/2缶) 915円(ビール633mlびん/2本) 2,470円(清酒上撰1.8lびん/1本) 2,880円(清酒特選1.8lびん/1本) |
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購入方法 | 全国酒販協同組合連合会の加盟店舗 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード |
ビール券は多くの酒屋やコンビニ、百貨店などで購入できますが、一般的に現金でしか購入できません。
ただし大丸東京店なら大丸・松坂屋のクレジットカードで購入可能なように、クレジットカードで購入できる店舗も一部あります。
ビール券の有効期限は購入日が起算点ではなく、あらかじめ設定されています。購入する時期によっては有効期限が短い場合があるため注意が必要です。
ジェフグルメカード
ジェフグルメカードは全国3万店以上の飲食店で利用できる商品券です。
金額種類 | 500円 |
---|---|
購入方法 | インターネット、全国の販売店 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード |
基本的にジェフグルメカードは現金でしか購入できませんが、クラブオフの会員サイトからだとクレジットカードで購入可能です。
クラブオフの会員になるには、JCBゴールドカードなどクラブオフが付帯したクレジットカードを作るか、保険などの会員になる必要があります。
その他にもクレジットカード決済が可能な金券ショップなら購入可能です。
クレジットカードで商品券を購入するメリット
クレジットカードで商品券を購入するメリット
- ポイントが貯まる
- 買取に出せば現金化できる
続いて、クレジットカードで商品券を購入するメリットを2つご紹介します。
クレジットカードのポイントが貯まる
ひとつめのメリットは、クレジットカードのポイントが貯まることです。
ほとんどのクレジットカードは利用することでポイントが貯まるため、支払いにはできるだけクレジットカードを利用したほうがお得です。
商品券も現金で購入するより、クレジットカードで購入することでポイントが貯まります。
クレジットカードで購入した商品券を買い取ってもらい現金化できる
商品券を現金化できることもメリットです。急な出費で現金が必要なときに役立ちます。
たとえば、突然の病気で医療費が必要になるかもしれません。どうしても急に現金が必要になったときに、商品券を現金化することは有効な手段です。
商品券を現金化する方法3選
いただいた商品券の使い道に困り、現金化したい方も多いのではないでしょうか。
ここからは、商品券を現金化する具体的な方法をご紹介します。
- ネットオークション
- 金券ショップ
- 金券・ギフト券買取サービス
それぞれの特徴や注意点など、詳しく解説します。
なお、金券ショップや金券・ギフト券買取サービスを利用する際には身分証明書が必要です。
①ネットオークション
商品券はヤフーオークションなどのネットオークションで販売できます。
ネットオークションは、自宅にいながら手軽に現金化できるのがメリットです。額面より高く売れる可能性もありますが、手数料も必要なことは忘れないようにしましょう。
メルカリのように、商品券の販売を禁止しているサイトもあるので、利用規約を確認する必要があります。
②金券ショップ
金券ショップでも商品券は買い取ってもらえます。
金券ショップでは、商品券以外に切手なども売却可能です。希少なものは換金率が高くなりますが、一般的に商品券は価値が決まっているため、額面より高く売れることはありません。
駅前やショッピングモールなどに多いので利便性も抜群です。
商品券Worldや金券ねっとのようにクレジットカードで商品券を購入後、買取店を紹介してくれるサイトもあります。
③金券買取サービス
近くに金券ショップがなかったり、お店に行くのが面倒だったりする方には、インターネットで受付できる金券買取サービスがおすすめです。
出張買取や宅配買取もしてもらえるので、遠方に住んでいても手軽に利用できます。
アマトレード:Amazonギフト券をはじめ、商品券・ギフト券を高価買取
ギフトアニマル:買取対象の電子ギフト券・電子マネー種類が豊富
クレジットカードで多くの商品券を購入できない理由
ここまでクレジットカードで購入できる商品券と現金化の方法について解説してきました。
しかし、下記の商品券などは一部の金券ショップなどの例外をのぞいて、基本的にクレジットカードでは購入できません。
- イオン商品券
- 全国百貨店共通商品券
- びゅう商品券
クレジットカードで購入できる商品券でも、贈り物なら問題ありませんが、現金化目的だとカード会社の規約違反になることもあります。
そこで最後に、なぜクレジットカードで購入できない商品券が多いのか、その理由と現金化のリスクを解説します。
- 販売者がカード決済手数料で損をするから
- クレジットカードの現金化に繋がるから
①販売者がカード決済手数料で損をするから
商品券をクレジットカードで購入できない理由のひとつめは、販売者がカード決済手数料で損をするからです。一般的にクレジットカード決済を行った場合、決済手数料は加盟店側が負担しています。
手数料は業種や導入端末などにより異なり、コンビニで1%、百貨店で3%程度が相場です。商品券は利益の少ない商品なので、最悪赤字になるかもしれません。
このようなリスクを回避するために、商品券の多くはクレジットカードで購入できないのです。
②クレジットカードの現金化に繋がるから
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードで購入した商品を売却などして現金をつくる方法のことで、商品券をクレジットカードで購入し売却することもこの行為にあたります。
法律違反ではありませんが、クレジットカードの現金化は多くのカード会社で規約違反となり、カードの利用停止や強制解除のリスクがあります。
そもそもクレジットカードを現金化してもカード会社からの請求はありますし、手数料などで損をするので、結局は支払いが困難になる可能性が高いことを理解しておきましょう。
また、クレジットカードの現金化は自己破産の手続きに悪影響があることもあるので注意が必要です。
任意整理や個人再生を選択した場合は、現金化行為をしていてもそれほど問題にはなりません。
しかし、自己破産を選択した場合、クレジット現金化をしていたことが手続きに悪影響を与える可能性があります。
引用元:泉総合法律事務所
まとめ:クレジットカードで購入できる商品券はある!買取は専門サイトに依頼しよう
本記事ではクレジットカードで購入できる商品券と現金化の方法を解説しました。クレジットカード決済が使える商品券と使えない商品券があるので、購入前に確認する必要があります。
クレジットカードの現金化にはリスクもあるので注意してください。
安心な取引のために、商品券をクレジットカードで購入する際は公式サイトで購入し、買取は専門サイトに依頼しましょう。
ネット上には詐欺サイトも存在します。公式サイトであることを確認した上で購入しましょう。
こちらの記事では商品券・ギフト券現金化のおすすめ業者をランキング形式で紹介しています。
本記事と併せてご覧ください。